ザ・ウォーカー

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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ザ・ウォーカー
(The Book of Eli)

作品データ
2010年|アメリカ|SF/ポストアポカリプス
監督:アルバート・ヒューズ、アレン・ヒューズ
出演:デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、ジェニファー・ビールス ほか

本を守るために30年歩き続けた男の話

文明が滅びた世界で、イーライはたった一冊の本を西へ運ぶために歩き続けている。暴力と欲望が支配する世界で、その本を奪おうとする男カーネギーと出会い、旅は否応なく大きな争いへと変わっていく。

物語の主要人物

・イーライ(デンゼル・ワシントン)
 1冊の本を運ぶ使命を持ち、30年間歩き続ける男

・ビリー・カーネギー(ゲイリー・オールドマン)
 街を支配し、本の力を求める支配者

・ソラーラ(ミラ・クニス)
 カーネギーの街で生きる少女

・クローディア(ジェニファー・ビールス)
 ソラーラの母親

文明崩壊後、ただ歩く男

最終戦争によって国家も文明も崩壊した世界。イーライは「本を西へ運べ」という内なる声に従い、目的地も分からないまま30年もの間、荒廃したアメリカを歩き続けていた。
道中で彼は必要以上に人と関わらず、生き延びるための最低限の行動だけを繰り返している。

支配者の街と運命の出会い

ある日イーライは、カーネギーという男が支配する街に辿り着く。
カーネギーは人々を従わせるために「言葉の力」を求めており、イーライが持つ本に異常な執着を見せる。
仲間に引き入れようとするが拒否され、力ずくで本を奪おうとした結果、銃撃戦へと発展する。

旅に加わる少女と追跡

街を出たイーライの後を、ソラーラが追いかけてくる。水の在処を知っているという彼女と行動を共にする中で、イーライは少しずつ自分の過去や、本にまつわる不思議な体験を語る。
しかしカーネギーたちも執拗に追ってきており、ついに再び捕らえられてしまう。ソラーラを守るため、イーライは本を差し出し、銃で撃たれる。

西の果てと、本の正体

重傷を負いながらも西へ向かったイーライは、ソラーラと共に海へ辿り着き、アルカトラズへ渡る。
そこには戦前の知識や文化を保存しようとする人々がおり、イーライは本の内容を語り残すことを選ぶ。
一方カーネギーは、奪った本が点字で書かれていることを知り、求めていた力が手に入らなかった現実と向き合うことになる。

この映画のポイント

・荒廃した世界観と静かなロードムービー感
・アクションと信仰が同時に描かれる構成
・「本」が象徴する力と危うさ
・最後に明かされるイーライの秘密

たぶんこんな映画

派手な終末SFというより、ずっと静かでストイック。撃ち合いはあるけど、中心にあるのは信念と意思の話。観終わったあと、「何を守って歩き続けるか」を考えさせられる、余韻が長く残る一本。

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