※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ
(The Woman in the Window)
作品データ
2021年|アメリカ合衆国|スリラー
監督:ジョー・ライト
出演:エイミー・アダムス、ジュリアン・ムーア、ゲイリー・オールドマン ほか
家から出られない女性が、窓越しに見た殺人を信じてもらえない話
広場恐怖症で外に出られないアナは、毎日窓から近所を観察して過ごしている。向かいに引っ越してきた一家と関わった直後、彼女は「見てはいけないもの」を目撃したと確信する。しかし証拠はなく、本人は薬と酒に依存し、誰からも信用されない。疑われるのは事件か、彼女自身の正気か。
物語の主要人物
・アナ・フォックス(エイミー・アダムス)
広場恐怖症を患う児童心理セラピスト
・アリステア・ラッセル(ゲイリー・オールドマン)
向かいに住む一家の父親
・イーサン・ラッセル(フレッド・ヘッキンジャー)
ラッセル家の息子
・ジェーン・ラッセル(ジュリアン・ムーア/ジェニファー・ジェイソン・リー)
ラッセル家の母親
・デヴィッド・ウィンター(ワイアット・ラッセル)
アナの家に住む間借り人
閉じこもり生活と、窓からの観察
児童心理セラピストのアナは、夫と別居して以来、マンハッタンのアパートで独り暮らしをしている。広場恐怖症のため外に出られず、日常は薬とアルコールに支配されがち。彼女の楽しみは、二階の窓から通りの向かいを眺め、人々の生活を想像することだった。
向かいに越してきたラッセル一家
ある日、向かいの家にラッセル一家が引っ越してくる。やがてアナは、ジェーンと名乗る女性と知り合い、その息子イーサンとも顔を合わせる。家庭内の空気はどこか不穏で、父親アリステアの暴力的な一面も垣間見える。
見たはずの事件、信じてもらえない証言
ある夜、アナはラッセル家で起きた衝撃的な出来事を目撃したと確信する。警察に通報するが、現場には異変が見当たらない。しかも、彼女が会ったはずのジェーンと、現在そこにいるジェーンが別人のように見える。混乱は深まる一方だ。
疑われる記憶と、揺らぐ現実
警察や周囲の人間は、アナの精神状態や薬物依存を理由に、彼女の証言を疑う。アナ自身も、自分の記憶が正しいのか分からなくなっていく。それでも彼女は、自分が見たものを否定できず、真実を突き止めようと動き出す。
この映画のポイント
全編を通して「信用できる視点かどうか」が揺さぶられる構成。室内だけで進む場面が多く、窓という境界が現実と妄想の分かれ目として使われている。
たぶんこんな映画
ずっと落ち着かない気分で進む一本。派手な展開より、違和感の積み重ねが中心。観ている側も、何を信じればいいのか分からなくなってくる感覚を味わうタイプの作品。

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