シン・シティ 復讐の女神

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ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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シン・シティ 復讐の女神
(Sin City: A Dame to Kill For)


作品データ

2014年|アメリカ|クライム/ノワール
監督:ロバート・ロドリゲス、フランク・ミラー
出演:ミッキー・ローク、ジョシュ・ブローリン、エヴァ・グリーン、ジェシカ・アルバ ほか


また夜に戻ってきたら、街は相変わらず腐っていた

前作から時間が空いているけど、街の空気はほとんど変わっていない。
モノクロの世界に、相変わらず強すぎる欲望と暴力が浮かび上がる。
成長とか改善とかより、「ここはずっとこうだよ」という顔で迎えてくる感じ。

ざっくり言うと、復讐と執着が絡み合う話

いくつかのエピソードが並行して進む構成。
中心にあるのは、ある女性に強く引き寄せられた男の物語。
愛情なのか利用なのか分からない関係のまま、
裏切りと暴力が積み重なって、最終的に取り返しのつかないところまで行く。
同時に、別の場所でも別の復讐が進行している。

前作よりも「女」が強く前に出る

今回は特に、女性キャラクターの存在感がかなり大きい。
守られる存在というより、
男たちを動かす力そのものとして描かれている。
魅力と危険が、ほぼ同じ場所に置かれている感じ。

男たちは、相変わらず不器用

決断は極端で、手段も荒い。
考えてから動くというより、
動いてから「こうするしかなかった」と納得するタイプばかり。
その結果どうなるかも、だいたい想像できるのに止まらない。

街の権力構造が少し見える

今回は、街を裏から支配している存在が、
前作よりも分かりやすく描かれる。
個人の復讐や感情の話と並行して、
どうしようもない力関係が背景に流れている。

暴力はさらに様式化されている

リアルさより、
「この画を見せたい」という意図がはっきりしている。
血の赤、夜の黒、肌の白。
一つ一つが記号みたいに配置されていて、
現実の出来事というより寓話に近い感触。

ラストは、救いというより余韻

物語としては一区切りつくけど、
街そのものは何も変わらない。
誰かが報われたようにも見えるし、
結局は同じ場所に戻っただけにも見える。
終わったというより、夜が続いている感じ。

たぶんこんな映画

前作の空気をそのまま引き継ぎつつ、
テーマはより執着と破滅寄り。
話を追うというより、
雰囲気と感情の流れに浸るタイプ。
シン・シティという街の、
もう一つの夜を覗く一本、そんな印象が残りやすい。

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