初体験/リッジモント・ハイ

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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初体験/リッジモント・ハイ
(Fast Times at Ridgemont High)

作品データ
1982年|アメリカ|青春/コメディ
監督:エイミー・ヘッカーリング
出演:ショーン・ペン、ジェニファー・ジェイソン・リー、
ジャッジ・ラインホルツ、フィービー・ケイツ ほか

高校生たちが恋と性とバイトに右往左往する話

大事件が起こるわけでもなく、世界が変わる感じもしない。
ただ、高校という狭い場所で、若さだけを武器にした日常がそのまま転がっている。
軽そうに見えるけど、今思い返すとわりと生々しい話が並んでいる。

学校生活をまとめて一気に話すと

舞台はカリフォルニアの高校。
生徒たちは授業を受けつつ、バイトをして、恋をして、失敗もする。
初体験に憧れる者もいれば、年上との関係に踏み込む者もいて、
それぞれが「大人っぽさ」を追いかけては、ちょっとズレた結果にたどり着く。

それぞれ別方向に必死な若者たち

ステイシーは大人に見られたい気持ちが強くて、恋愛も経験も背伸び気味。
ブラッドは働き者だけど要領が悪く、バイト先で損な役回りを引き受けがち。
マークはどこか達観していて、同世代の中では一歩引いた位置にいる。
そしてスピコリは、何も考えてなさそうで、学校という場所とずっと噛み合っていない。

高校とショッピングモールが世界のすべて

教室、廊下、プール、ショッピングモール。
行動範囲はかなり狭いのに、その中で起こる出来事は本人たちにとっては一大事。
学校とバイト先を行き来するだけで、人生が前に進んでいる気分になっていく。

背伸びした行動がだいたい裏目に出る

年上の相手との恋、軽い気持ちの初体験、
その場のノリで決めた選択が、あとから静かに効いてくる。
誰かが悪者になるというより、
「思ってたのと違ったな」という感覚が積み重なっていく。

ちゃんと痛みを残して終わる

笑える場面は多いけど、最後はわりと現実的なところに着地する。
都合よく全部が解決するわけでもなく、
それぞれが少しだけ現実を知った状態で日常に戻っていく。
大人になった、というよりは、戻れない場所を一つ通過した感じ。

この映画のポイントは軽さと生々しさの同居

コメディとして見ればかなりゆるい。
でも扱っている題材は、性、仕事、責任みたいな、わりと直球なものばかり。
笑って見ているうちに、妙に記憶に引っかかる場面が残る。

たぶんこんな映画

青春ってキラキラしていた、とは言い切れない人ほど刺さりやすそう。
何かを成し遂げる話ではなく、
ただその時期を生き延びた記録を覗いている感覚に近い。
観終わったあと、昔のどうでもいい失敗を思い出す人も多いかもしれない。

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