蒼い記憶|ざっくり時系列

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ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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蒼い記憶
(The Underneath)

1995年|アメリカ|犯罪・ノワール
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ピーター・ギャラガー, アリソン・エリオット, ウィリアム・フィクナー, ジョー・ドン・ベイカー, ポール・ドゥーリー ほか

帰ってきた男が、過去の恋と金の匂いに引きずり込まれる話

ギャンブルで全てを失って故郷を捨てた男が、母の再婚をきっかけに街へ戻ってくる。
再出発のつもりだったはずが、かつての妻とその恋人に再会したことで、金と欲と嘘が絡む計画に巻き込まれていく。
静かに始まって、気づいた時には引き返せなくなっている、典型的なノワールの転落劇。

ざっくり時系列

マイケルが母の再婚のために故郷へ戻る

過去の借金と失敗が語られる

義父の会社で装甲車の運転手として働き始める

元妻レイチェルと再会する

レイチェルの恋人ダンディーに弱みを握られる

装甲車強盗の計画を立てる

計画が進む中で裏の思惑が明らかになる

失敗と裏切りが重なり、事態は破綻していく

思いがけない形で物語が決着する

物語の主要人物

・マイケル・チェンバース(ピーター・ギャラガー)
 過去から逃げていたが、再び故郷に戻る男

・レイチェル(アリソン・エリオット)
 マイケルの元妻で、複雑な関係を抱えている

・トミー・ダンディー(ウィリアム・フィクナー)
 レイチェルの恋人で、計画の引き金になる存在

・クレイ・ヒンクル(ジョー・ドン・ベイカー)
 街の裏側に通じる人物

故郷に戻るという選択

マイケルはやり直すために戻ってきたつもりだった。
母の再婚、義父の仕事、昔の知り合い。
一見すると穏やかな再スタートだけど、街には彼が残してきた過去がそのまま転がっている。
逃げた時間が長いほど、再会は重くのしかかる。

再会が呼び起こす欲と計画

レイチェルとの再会で、感情は一気に揺さぶられる。
彼女はもう別の男と一緒で、その男はマイケルの立場を利用できる場所にいる。
ここから話は恋愛よりも、金と計画の方向へ傾いていく。
装甲車という設定が、この映画を一気に犯罪映画の軌道に乗せる。

うまくいくはずだった話の行き着く先

計画は冷静に組み立てられているように見える。
でも、感情と過去が絡んだ時点で、すでに歯車は狂っている。
裏切りや勘違いが重なり、事態は思っていた形では終わらない。
ノワールらしく、救いは静かで、答えもはっきりとは示されない。

この映画のポイント

・静かな語り口の犯罪劇
・過去から逃げられない主人公像
・恋愛と金が混ざったノワール的構造
・時間の流れと視点の使い方

たぶんこんな映画

派手な展開は少ないけど、空気がずっと重たい。
見ていると、登場人物が悪いというより、選択の積み重ねが怖くなる。
気づいたら足元が崩れている、そんな感覚が残る一本。

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