月の輝く夜に

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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月の輝く夜に
(Moonstruck)

作品データ
1987年|アメリカ(ニューヨーク/ブルックリン)|ロマンス/コメディ
監督:ノーマン・ジュイソン
出演:シェール、ニコラス・ケイジ、ヴィンセント・ガーディニア、オリンピア・デュカキス ほか

婚約中の女性が弟と恋に落ちてしまう話

結婚が決まりそうで決まらない、
そんな微妙なタイミングに、
まったく予定にない相手と感情がぶつかってしまう。
理屈より先に、月の光みたいなものが全部を動かしていく。

何が起こるかを一気にまとめると

未亡人のロレッタは、誠実だけど少し頼りない男ジョニーと婚約する。
結婚準備の途中で、疎遠になっているジョニーの弟ロニーに会いに行くことになる。
最初は最悪な印象だった二人だけど、
強い感情に引っ張られて、関係は一気に予想外の方向へ進んでいく。

現実派のロレッタと、爆発気味のロニー

ロレッタは地に足がついた現実派で、
感情を抑えて生きてきたタイプ。
一方ロニーは、怒りも情熱も全部むき出しで、
人生に対して常に全力。
正反対だからこそ、
ぶつかった時の反応が極端になる。

家族の家と夜のブルックリン

舞台はブルックリンのイタリア系家庭。
家族が集まる食卓は、
常に誰かが怒っていて、誰かが喋っている。
一方で、夜の街やオペラハウスでは、
感情が少し素直に表に出てくる。

秘密と本音が同時にあふれ出す

婚約、浮気、失われた愛。
家族それぞれが、
実は似たような問題を抱えていることが見えてくる。
誰か一人の話じゃなく、
全員が月の下で揺れている感じが強くなる。

正直になるしかなくなる夜

話はある夜に集中して動き出す。
隠していた感情や事実が、
次々とテーブルの上に並ぶ。
その混乱の中で、
ロレッタは自分がどう生きたいのかをはっきりさせる。

この映画のポイントは感情の肯定

不倫っぽい状況なのに、
話の軸は「正しさ」より「本音」。
感情を抑え続けることより、
一度ちゃんと向き合うことに重きが置かれている。
家族全員がどこかで似た迷いを抱えているのも特徴。

たぶんこんな映画

ロマンチックだけど甘すぎない。
大人の恋愛が持っている、
面倒さと勢いの両方がそのまま詰まっている。
月明かりの下で、
ちょっとだけ人生がずれて見える夜を、
そのまま映画にしたような一本かもしれない。

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