不機嫌な赤いバラ

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ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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不機嫌な赤いバラ
(Guarding Tess)

作品データ
1994年|アメリカ|コメディ/ロードムービー
監督:ヒュー・ウィルソン
出演:ニコラス・ケイジ、シャーリー・マクレーン ほか

警護対象が元大統領夫人で、しかもめちゃくちゃ扱いづらい話

堅物な警護担当が、自由奔放で口も達者な女性を守ることになる。安全第一で行きたいのに、相手は気まぐれで予定を崩してくる。守る側と守られる側の温度差が、最初から最後まで噛み合わない感じで進んでいく。

警護任務のはずが、気づけば旅と口げんかが中心になる全体像

シークレットサービスのダグは、元大統領夫人テスの警護を任される。脅迫状が届いたことで移動を伴う警護体制になるけれど、テスは指示に従う気があまりない。車で各地を移動する中で衝突を繰り返しつつ、事件の気配が少しずつ近づいてくる。

真面目すぎる警護役と、自由すぎる元ファーストレディ

ダグは規則と責任感を重んじるタイプで、任務を私情に持ち込まないようにしている。テスは年齢も立場も気にせず、自分の気分を最優先する人。言葉の応酬は激しいけれど、どこか寂しさや人恋しさもにじんでくる。

田舎道や小さな町を巡る、落ち着かない移動の日々

舞台は大都市よりも地方が多く、静かな景色が続く。警護のための移動なのに、観光や寄り道が挟まって予定はどんどん崩れる。閉ざされた空間の車内で、二人の距離が否応なく縮まっていく。

言い争いの裏で、警護対象としての現実が浮かび上がる展開

軽口や衝突が続く一方で、テスに向けられた危険が現実味を帯びてくる。ダグは職務として守るだけでなく、個人的な感情とも向き合うことになる。テスもまた、守られる立場の孤独を少しずつ見せていく。

役目の終わりと、それぞれの立ち位置を確認する結末

脅威が一段落し、警護任務は終わりを迎える。二人は元の世界に戻るけれど、旅の中で生まれた理解は消えずに残る。派手な別れではなく、少し間を置いた余韻のある終わり方。

この映画のポイントなに?

立場も年齢も真逆の二人が、移動を通して関係を変えていくところ。事件そのものより、会話や態度の変化が中心に描かれる。ニコラス・ケイジの抑えた演技と、シャーリー・マクレーンの存在感のぶつかり合いが印象に残りやすい。

たぶんこんな映画

仕事として始まった関係が、気づいたら少しだけ特別なものになっている話。大事件というより、人と人が一緒に過ごす時間の積み重ねが主役。観終わったあと、あの二人のその後をなんとなく想像してしまうタイプの作品かもしれない。

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