ウィッカーマン

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ウィッカーマン
(The Wicker Man)

作品データ
2006年|アメリカ|ミステリー/ホラー
監督:ニール・ラビュート
出演:ニコラス・ケイジ、エレン・バースティン、ケイト・ビーハン、フランシス・コンロイ ほか

元恋人からの手紙で謎の島に行く男の話

昔の恋人から突然届いた一通の手紙をきっかけに、警官の男が孤立した島へ向かい、どんどん違和感だらけの状況に巻き込まれていく流れになっている。

行方不明の少女を探しに行ったら空気がおかしい

主人公のエドワードは警官として働いていて、ある日、元恋人から「娘がいなくなった」という手紙を受け取る。向かった先は本土から離れた島で、住民たちはどこかよそよそしく、質問にもはぐらかした態度ばかり。少女の捜索を進めるうちに、島独自の信仰やルールが見えてきて、次第に普通の捜索では済まない雰囲気になっていく。

理屈で押し切ろうとするエドワードという男

エドワードは警官らしく、状況を理屈で整理して突破しようとするタイプ。でも島の人々は感情や信仰を優先して動いているようで、話が全く噛み合わない。元恋人との過去も絡んでいて、仕事なのか私情なのか、自分でも線引きが曖昧になっていく様子が続く。

外界と切り離された女性だけの島

舞台となる島は自然に囲まれていて、一見のどかだけど、どこか閉じた空気が強い。住民の多くは女性で、男性は目立たない存在。外の常識が通じない独自社会が出来上がっていて、エドワードは完全に部外者として扱われる。

捜索が進むほど増えていく不信感

調べれば調べるほど、住民の言動に矛盾が出てきて、エドワードは島全体が何かを隠している感覚を強めていく。少女の存在そのものが曖昧になり、信仰儀式や象徴的な行動が増えていく中で、捜索の目的も形を変えていく。

真相が分かった時にはもう逃げられない終盤

最終的に、島で行われている儀式と、エドワードが呼ばれた理由が明らかになる。助けに来たつもりが、最初から役割を与えられていたことが分かり、状況は一気に取り返しのつかない方向へ進む。そのまま、島のルールに飲み込まれる形で物語は終わっていく。

この映画のポイントは噛み合わない価値観

理性や法律を信じる主人公と、信仰と共同体を最優先する島の人々。そのズレが最後まで修復されないまま進んでいく。恐怖というより、話が通じないこと自体の不安が積み重なっていく構成になっている。

たぶんこんな映画

じわじわ違和感が増えていって、気づいた時には完全に手遅れ、みたいな感覚が残りやすい。派手に怖がらせるというより、「ここに来ちゃいけなかったな…」という後味を味わう時間、そんな印象が近いかもしれない。

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