フローズン・グラウンド

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ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




フローズン・グラウンド [Blu-ray]
ニコラス・ケイジVSジョン・キューザック 2大スターの火花散る演技対決!全米を震撼させた「アンカレッジ女性連続殺人事件」の実話を基に、犯人逮捕に燃える部長刑事と、容疑者の息詰まる攻防を描いたクライム・サスペンス。 全米を驚愕させた。「アンカレッジ女性連続殺人事件」の実話を基に、犯人の魔の手から逃げてきた唯一の被害...



フローズン・グラウンド
(The Frozen Ground)

作品データ
2013年|アメリカ・アラスカ州|スリラー
監督:スコット・ウォーカー
出演:ニコラス・ケイジ、ジョン・キューザック、ヴァネッサ・ハジェンズ ほか

真面目な刑事が、地味に地獄みたいな事件を追い続ける話

これ、派手なアクションが連発する感じじゃなくて、氷点下の空気の中で、じわじわ追い詰めていくタイプの話っぽい。
ニコラス・ケイジが、ひたすら仕事をして、ひたすら疑って、ひたすら現場を歩く。
見た目は静かだけど、内容はずっと落ち着かない感じが続くやつ。

アラスカで起きた事件を、刑事と被害者が一緒に追う流れ

舞台はアラスカ。若い女性が姿を消す事件が続いていて、警察はなかなか決定的な証拠を掴めずにいる。
そこに刑事が一人、過去の事例や証言を拾い集めながら、ある男に強い違和感を持ち始める。
同時に、生き延びた若い女性の証言が出てきて、話は一気に具体的な方向へ動いていく。
刑事の捜査と、女性の記憶が少しずつ重なって、事件の全体像が浮かび上がってくる、そんな流れ。

仕事一筋で感情を表に出さない刑事

ニコラス・ケイジが演じる刑事は、いかにも職務優先タイプ。
家庭のことや周囲との関係より、今やるべき捜査を最優先にしている感じがある。
感情的に叫ぶより、淡々と事実を積み上げていく人で、アラスカの寒さと性格が妙に噛み合っている。

表向きは普通そうな男が、違和感を放ち続ける

ジョン・キューザックの役は、見た目だけなら割と普通。
でも、話せば話すほど、行動を追えば追うほど、どこか噛み合わない部分が増えていく。
派手に怪しいというより、静かに「なんか変だな…」が積み重なるタイプで、その感じがずっと続く。

事件の鍵を握る、生き延びた若い女性

ヴァネッサ・ハジェンズが演じるのは、事件を生き延びた女性。
彼女の証言は曖昧な部分も多くて、最初は信用されきらない。
それでも、少しずつ語られる記憶が、刑事の推理と繋がっていく。
彼女自身も恐怖と向き合いながら、事件の真相に近づいていく形になる。

氷と雪に囲まれた場所で、追い詰められていく流れ

物語が進むにつれて、捜査はより具体的になっていく。
証拠は少ない、時間もない、周囲の理解も十分じゃない。
それでも刑事は引き下がらず、ついに決定的な局面へ。
アラスカの凍った大地が象徴みたいに使われていて、逃げ場のなさが強調される。

最後は、積み上げてきたものが一気に形になる

クライマックスでは、ここまで集めてきた証言や行動が一本に繋がる。
派手な逆転というより、「ここまで来たか…」という到達点みたいな終わり方。
刑事、被害者、そして犯人、それぞれの立場がはっきりして、物語は区切りを迎える。

この映画のポイントは、静かさと執念の組み合わせ

全体を通して派手さは控えめ。
その代わり、執念深い捜査と、逃げられない空気がずっと続く。
アクションで盛り上げるより、人が人を追い詰めていく過程を見る感じに近い。

たぶん、寒い夜に一人で観ると印象に残る映画

観終わったあと、スッキリ爽快というより、静かに余韻が残るタイプっぽい。
アラスカの寒さと、人間の執着が一緒に頭に残って、しばらく引きずる感じ。
「なんか重い話観たな…」って言いながら、内容はちゃんと覚えてる、そんな映画かも。

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