※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ゲットバック
(Stolen)
作品データ
2012年|アメリカ・ニューオーリンズ|クライム/サスペンス
監督:サイモン・ウェスト
出演:ニコラス・ケイジ、マリン・アッカーマン、ジョシュ・ルーカス、ダニー・ヒューストン ほか
元・凄腕強盗が「娘を返せ」で街を走り回る話
足を洗ったはずの男が、最悪の形で過去と再会して、考える暇もなく行動に出る。目的はひとつで、寄り道してる余裕はまったくない感じ。
誘拐から始まる時間制限つきの追いかけっこをざっくり
ウィルは、かつて大きな仕事をやらかした元強盗。服役を終えて出てきた直後、娘が何者かに連れ去られたと知らされる。
犯人は昔の仲間で、「あの時消えた金を持ってこい」と要求してくる。
ウィルは金を隠していないと主張するけど、信じてもらえないまま、警察にも目をつけられてしまう。
娘の居場所が分からない状態で、街中を駆け回りながら、限られた時間の中で打開策を探す流れ。
口より先に動く父親と、疑われ続ける立場
ウィルは説明より行動派で、過去の技術と勘を総動員するタイプ。
娘への思いが原動力で、計画が雑でも止まらない。
元妻や周囲の人間は、ウィルを完全には信用していない空気があって、孤立感が強い。
犯人のヴィンセントは執念深く、恨みを手放せない存在として立ちはだかる。
舞台は街全体、落ち着く場所がない
ニューオーリンズの通り、路地、車の中。
話し合いで解決する場所はほぼなく、移動し続ける構成。
どこに行っても時間が削られていく感覚が続く。
嘘と勘と力技が入り混じる
金のありかを巡る駆け引きと、警察からの追跡が同時に進む。
正解が分からないまま動き続けるので、選択は常にギリギリ。
過去の因縁が、現在の判断をどんどん歪めていく。
最後は「何を信じて動いていたか」が見える
終盤で、誘拐の仕組みと犯人の本音がはっきりしてくる。
ウィルは、力任せだけじゃなく、自分のやり方を使って決着をつけにいく。
全てが丸く収まるというより、「ここまでやるしかなかったよね」という着地。
この映画のポイントは“父親スイッチの強さ”
冷静さよりも感情が前に出て、行動が加速していく。
理屈よりも「取り戻す」という一点に集中している構成が目立つ。
たぶんこんな映画
派手なトリックより、走って殴って突破するタイプの追走劇。
時間に追われる感じを一緒に味わいながら、最後まで付き合う一本。

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