エノーラ・ホームズの事件簿

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推理力と行動力を発揮して、兄シャーロックを出し抜き、行方をくらました母親を捜す16歳のエノーラ・ホームズは、若き侯爵をめぐる陰謀に巻き込まれていく。



エノーラ・ホームズの事件簿
(Enola Holmes)

作品データ
2020年|イギリス|ミステリー/アドベンチャー
監督:ハリー・ブラッドビア
出演:ミリー・ボビー・ブラウン、ヘンリー・カヴィル、
サム・クラフリン、ルイス・パートリッジ ほか

母が消えて、妹が探偵になる話

舞台は19世紀のイギリス。名探偵シャーロック・ホームズの妹、エノーラは、ある朝起きたら母親が忽然と姿を消していることに気づく。兄たちは「学校に入れ」と言うけど、エノーラはそれを拒否してロンドンへ。母の失踪を追う途中で、家出中の貴族の少年と出会い、気づけば国家を揺るがす陰謀に巻き込まれていく。母の行方、少年の正体、そしてエノーラ自身の生き方が同時進行で転がっていく話。

変わり者一家の末っ子エノーラってどんな子?

エノーラは型破りに育てられた少女で、常識とか礼儀よりも「考えること」を優先してる感じ。頭の回転が速くて観察力も鋭いけど、完璧というより衝動的な一面も多い。兄のシャーロックは冷静沈着タイプ、マイクロフトは超堅物。その真逆を行く存在で、家族の中でも完全に浮いてる。でもそのズレが、事件を解く力になっていく。

母が消えた朝からロンドン大騒動まで

物語はエノーラの16歳の誕生日から始まる。母はプレゼントと暗号だけを残して失踪。兄たちに管理される未来を嫌がったエノーラは、男装してロンドンへ向かう。列車で出会ったのが、家を抜け出した若い貴族テュークスベリー。彼もまた追われる身で、二人はそれぞれ別の理由を抱えながら同じ街に流れ着く。

暗号、追っ手、政治の裏側が絡まり出す

ロンドンでは、エノーラは母の残した暗号を解きつつ、テュークスベリーを狙う謎の刺客から逃げ回ることになる。調べていくうちに、彼が関わっているのが貴族社会と議会をめぐる重要な問題だと分かってくる。母の失踪も、ただの家出じゃなく、女性の権利や社会改革と繋がっている気配が見え始める。

探していた答えは全部ひとつに集まる

最終的にエノーラは、テュークスベリーを狙っていた本当の人物と動機にたどり着く。兄シャーロックとも再会し、助けを受けながらも、最後の判断は自分で下す。母は自分の信念のために姿を消していたことが分かり、エノーラもまた「誰かの指示通りに生きない」道を選ぶ。事件は解決し、それぞれが自分の進む方向へ散っていく。

探偵ものだけど一番の謎は生き方

この映画の面白いところは、事件そのものよりも「どう生きるか」に焦点が当たってるところ。名探偵の妹という立場を使いながら、あくまで主役はエノーラ本人。暗号解きや追跡劇の裏で、社会のルールに疑問を投げ続けている感じがする。

たぶん軽快で前向きな冒険譚

全体としてはテンポがよくて、シリアスになりすぎない。語りかけるような演出も多くて、エノーラの頭の中を一緒に走っている感覚になる。探偵もの、成長もの、冒険ものが混ざった、肩の力を抜いて見られる一本、そんな印象が残る。

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