ノボケイン/局部麻酔の罠

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ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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ノボケイン/局部麻酔の罠
(Novocaine)

作品データ
2001年|アメリカ合衆国|サスペンス/ブラックコメディ
監督:デヴィッド・アトキンス
出演:スティーヴ・マーティン、ローラ・ダーン、ヘレナ・ボナム=カーター ほか

真面目すぎる歯医者が、一気に転げ落ちていく話

評判も良く、堅実に生きてきた歯科医フランクは、ある日魅力的な女性スーザンと出会う。軽い気の迷いから一線を越えたことをきっかけに、彼の生活は急激に歪み始める。盗難、疑惑、裏切りが次々と重なり、気づけばフランクは犯罪に巻き込まれ、逃げ場のない状況へ追い込まれていく。何が真実で、誰を信じていいのか分からないまま、事態はどんどん悪化していく。

ルール重視の男と、予測不能な女たち

フランクは几帳面で、倫理観も強め。
人生をきちんと管理してきたタイプだけど、想定外の出来事にとにかく弱い。
スーザンは自由奔放で、感情の動きが読めない存在。
さらに別の女性が関わることで、フランクの判断は常に後手に回っていく。

舞台は日常そのもの

高級な歯科医院、きれいな自宅、整った街並み。
どれも「安全そう」な場所ばかりなのに、話が進むほど不安定に見えてくる。
日常の延長線で起きている出来事だからこそ、違和感がじわじわ効いてくる。

嘘をつくほど、状況が悪くなる

問題を穏便に済ませようとした選択が、全部裏目に出ていく。
一つ嘘を重ねるたびに、説明できないことが増えていき、身動きが取れなくなる。
フランク自身も、いつの間にか「正しい判断」が分からなくなっていく。

追い詰められた先で、見えてくる構図

物語の終盤では、誰が主導権を握っていたのかが少しずつ浮かび上がる。
被害者だと思っていた立場が揺らぎ、フランク自身の甘さもはっきりしてくる。
安心していた世界が、最初から危うかったことが示されていく流れになる。

この映画のポイントなに?

サスペンスだけど、かなりブラックな笑いが混ざっている。
主人公が完璧じゃないからこそ、転落のスピードが速い。
「一度の判断ミス」が、どれだけ大きな連鎖を生むかを楽しむタイプの構成。

たぶんこんな映画

ド派手な事件より、心理的な追い詰められ方が中心。
観ているうちに、フランクの選択が怖くもあり、どこか滑稽にも見えてくる。
後味は軽くないけど、妙に記憶に残るタイプの一本。

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