※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
PLANET OF THE APES/猿の惑星
(Planet of the Apes)
作品データ
2001年|アメリカ合衆国|SF/アクション
監督:ティム・バートン
出演:マーク・ウォールバーグ、ティム・ロス、ヘレナ・ボナム=カーター、マイケル・クラーク・ダンカン ほか
宇宙飛行士が、猿に支配された星で迷子になる話
宇宙ステーションで任務についていた宇宙飛行士レオは、異常事態に巻き込まれて単身で惑星へ降下する。到着した先は、人間が言葉を持たない存在として扱われ、知性を持つ猿たちが社会を支配している世界。捕らえられたレオは、科学者のチンパンジーや人間寄りの考えを持つ者たちの助けを得ながら、この星の正体と、自分がここに来た理由を探っていく。逃亡と対立を繰り返すうちに、世界の成り立ちに関わる事実が浮かび上がってくる。
理不尽に放り込まれる主人公と、立場の違う猿たち
レオは即断即決タイプで、考えるより先に体が動く。
猿社会の将軍は人間を完全に下に見る強硬派で、支配を正当化している。
一方で、知識や共存に価値を置く猿もいて、内部の意見は割れている。
人間側はほとんど無力で、言葉を持たない存在として扱われる立場に置かれる。
未知の惑星、でも妙に既視感がある
舞台となる惑星は、自然が多くて原始的に見えるけど、どこか地球っぽさも残っている。
都市や遺跡の雰囲気が、「本当に別の星なのか?」という疑問をずっと引きずらせる。
この違和感が、物語全体の不安定さを支えている感じがある。
逃げて、捕まって、また逃げる
物語の中盤は、追跡と捕獲の繰り返しが続く。
その過程で、猿社会のルールや階級、人間がどう扱われてきたかが断片的に見えてくる。
レオは戦いながらも、この世界の仕組みそのものに疑問を持ち始める。
明かされる過去と、急に反転する視点
遺跡や記録を通して、この惑星がどう生まれたのかが示される。
人間と猿の立場が入れ替わった理由は、偶然と選択の積み重ねとして描かれる。
最後には、レオが元の場所へ戻ろうとした結果、さらに混乱を招く展開が待っている。
この映画のポイントなに?
旧作のイメージをなぞりつつ、設定や結末を大胆に組み替えている。
猿たちのメイクや動きにかなり力が入っていて、存在感が強い。
支配する側とされる側が簡単に入れ替わる怖さが、アクションの裏で流れている。
たぶんこんな映画
細かく考えるより、勢いと世界観を楽しむタイプ。
ラストの展開は賛否が分かれそうで、見終わったあとに誰かと話したくなる。
答えを出すというより、違和感を置いていく余韻が残りやすい作品。

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