※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
キング・アーサー
(King Arthur)
作品データ
2004年|アメリカ・イギリス|アクション/歴史ドラマ
監督:アントワーン・フークア
出演:クライヴ・オーウェン、キーラ・ナイトレイ、ヨアン・グリフィズ、ティル・シュヴァイガー ほか
伝説の王が生まれる前、ローマに縛られた騎士たちが最後の任務に向かう話
ローマ帝国の支配下にあるブリテンで、ローマに仕える騎士アーサーと仲間たちは、長年の任務を終えようとしていたところに、もう一つだけ無茶な命令を受ける。危険地帯に取り残された家族を救出しろ、というもの。使命と自由の間で揺れながら任務を遂行する中で、サクソン人の侵攻が迫り、ブリテン全体を巻き込む戦いへと流れ込んでいく。
義務に縛られた理想家と、荒々しい戦士たち
アーサーは理想を語るタイプで、命令に従いながらも「正しさ」を手放しきれない人物。仲間の騎士たちはそれぞれ個性が強く、皮肉屋もいれば豪快な戦士もいて、ローマへの不満を隠さない者も多い。まとまりはあるけど、常に緊張を抱えた集団という空気が続く。
ローマ支配下のブリテンと、北から迫る脅威
舞台はローマ軍が撤退しつつある混乱期のブリテン。秩序が崩れかけた土地に、サクソン人の大軍が北から迫ってくる。ローマの命令を守る意味が薄れていく中で、騎士たちは「誰のために剣を振るうのか」を考え始める。
救出任務が、戦争への入口になる
当初は人命救助が目的だった任務が、敵勢力との衝突をきっかけに、より大きな戦いへ変わっていく。そこで出会うのが、自然と共に生きる戦士グィネヴィア。彼女の存在が、アーサーの価値観をさらに揺さぶっていく。
決戦で選ばれるのは、命令か信念か
サクソン軍との最終局面では、騎士たちはローマの兵士としてではなく、自分自身の判断で戦う道を選んでいく。それぞれが背負ってきたものを手放し、ブリテンの未来に賭ける形で、戦いはクライマックスへ向かう。
この映画のポイントなに?
円卓の伝説というより、現実寄りの戦争ドラマに近い作り。剣と盾の重さや、戦場の泥臭さが前面に出ていて、英雄譚というより「選択の物語」として進んでいくのが印象的。
たぶんこんな映画
きらびやかな伝説を期待するより、理想と現実の間でもがく人たちを見るタイプ。派手な戦闘の中に、静かな迷いが混ざっていて、見終わるころにはアーサーが王になる理由がなんとなく腑に落ちる、そんな一本かも。

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