長ぐつをはいたネコ

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長ぐつをはいたネコ
(原題:Puss in Boots)

作品データ
2011年|アメリカ|アニメーション/ファンタジー/アドベンチャー
監督:クリス・ミラー
出演:アントニオ・バンデラス、サルマ・ハエック、ザック・ガリフィアナキス ほか

イケてるネコが伝説になる前に、ちょっとやらかしてた話

あの自信満々で剣を振り回すネコが、どうやってヒーロー扱いされる存在になったのか。その前日譚として、名誉と友情を取り戻そうとするところから始まる。

卵と豆と裏切りが絡む冒険

指名手配中のネコ、プスは、街に戻ることを夢見ながら賞金稼ぎ的な生活を送っている。そんな中、伝説の「魔法の豆」を巡る計画に巻き込まれ、幼なじみのハンプティ、そして怪盗的なネコのキティと手を組むことに。空を飛ぶガチョウの卵を手に入れるための計画は順調そうに見えつつ、それぞれの思惑が少しずつズレていく。

名誉にこだわりすぎる主人公ネコ

プスはとにかくプライドが高い。英雄として見られたい気持ちが強く、過去の失敗をずっと引きずっている。強気な態度の裏で、街に戻れないことをかなり気にしている様子。

怪しくて魅力的な相棒ネコ

キティは軽やかで用心深いタイプ。誰かを簡単には信用しないけど、腕は確か。プスとは似た者同士で、距離が縮まりそうで縮まらない関係が続く。

卵なのに感情豊かな幼なじみ

ハンプティはプスの過去をよく知る存在。頭は切れるけど、どこか満たされない思いを抱えていて、その感情が行動に影響している。冗談っぽく振る舞いながら、内側ではかなり複雑。

おとぎ話の外側を旅する舞台

物語は街から荒野、空の上まで広がっていく。酒場、豆の取引、空飛ぶ城と、童話モチーフが次々に出てきて、テンポよく場面が切り替わる。

協力しているはずが、少しずつズレる関係

冒険が進むにつれて、信頼していた相手の本音や過去が見えてくる。味方だと思っていた行動が、別の意味を持っていたことが分かり、プスは選択を迫られる。

裏切りと決断が重なる終盤

クライマックスでは、ハンプティの本当の狙いがはっきりし、プスは名誉か友情かを選ぶ立場に立たされる。派手なアクションの裏で、感情の整理が進んでいく。

ヒーロー像が作られる瞬間

この映画のポイントは、プスが最初から完璧だったわけじゃないところ。失敗や後悔を経て、どう振る舞うかを選び直していく過程が描かれている。

軽快だけど意外としんみりする一本

テンポは明るく、ユーモアも多いけど、ところどころで切なさが混ざる。笑って観つつ、最後に少しだけ余韻が残る、そんな冒険譚で終わる作品。

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